リシュモン
2026年8月23日 19:18
リシュモンはカルティエ、ヴァン・クリーフ&アーペル、ヴァシュロン・コンスタンタン、IWC、モンブラン、ジャガー・ルクルト、パネライなどのブランドを傘下に持つジュエリー、時計、アパレルのコングロマリットです。
同社はブランド別の売上高を公表していませんが、大まかな概算としては;
カルティエ 52%
ヴァン・クリーフ&アーペル 19%
ヴァシュロン・コンスタンタン 4%
IWC 3%
という感じで、圧倒的にカルティエとヴァン・クリーフ&アーペルが占める比率が高いです。
15年くらい前のリシュモンは「中国人に高級時計を売る会社」という色彩が強かったですが、いまは地域別の売上構成比は;
アジア太平洋 32%
米州 25%
欧州 24%
日本 10%
中東アフリカ 9%
となっており、世界にきれいに分散しています。これはカルティエやヴァン・クリーフ&アーペルのジュエリーが世界の消費者にウケる商品だからです。
2010年から2023年にかけて世界のラグジュアリー市場ではバッグが急成長しました。リシュモンの売上高に占めるバッグは10%前後であり、「リシュモンはバッグ市場のブームに乗れなかった」という批判がありました。
しかしその後、バッグは度重なる値上げで消費者がついていけなくなり、市場成長は鈍化しています。逆にジュエリーの安定成長という性格が、いま際立っています。
ジュエリーはファッションリスクが低く、新製品への依存度も低いです。
この流行に左右されない商品性がリシュモンの魅力と言えます。同社の株はスイスに上場されており、インタラクティブ・ブローカーズで取り扱いがあります。