強気相場は不安の壁を駆け上る 弱気相場は希望のスロープを滑り落ちる
2026年3月25日 18:37
ウォール街の格言に「強気相場は不安の壁を駆け上る」というのがあります。「弱気相場は希望のスロープを滑り落ちる」ということも言われます。いまの相場は後者です。
強気相場では、常に不安材料が存在します。投資家も皆、それはわかっている。そのような場面で押し目が到来すれば、それはことごとく「買い」というわけです。
弱気相場では、常に希望が存在します。投資家はちょっとしたグッドニュースに反応し、「それっ!」と買い出動しますが、すぐに買いが続かなくなり、そのポジションを投げます。これを繰り返すうちに資金が底をつくわけです。つまり**戻りはことごとく「売り」なのです。
ウォール街で仕事していて「こういう風になると思うのですが……(I hope…)」という言い方をすると上司から「Hope is not a strategy」**と叱られます。
いまニュースは希望的観測に溢れていてマーケットはそういう「観測」に反応していますが、現実問題としてホルムズ海峡は使えなくなったままです。
ウクライナ戦争でも最初は「俺が大統領になればウクライナ戦争は1日で解決する!」とか言われていたのがだんだん後退し、「良い対話が出来た!」とかそういう報道が続いたあと、最近は話題にすらなりません。でも戦争はいまでも続いています。
イランとも「良い対話が出来た!」ということはわかりますけれど…話半分に聞いておいたほうが良いでしょうね。