非農業部門雇用者数が強かったことで12月利上げがコンセンサスに モメンタムに任せて買い上がった銘柄群がストップロスで軒並み安
2026年6月6日 05:00
6月5日に発表された非農業部門雇用者数は17.2万人で、事前予想の8万人を大幅に上回りました。

米国経済が予想より強いことが判明したため米国10年債が売られ、利回りは一時4.55%に達しました。
米国の政策金利であるフェデラル・ファンド・レートの先物取引では12月に連邦準備制度理事会(FRB)は0.25%の利上げを行い、政策金利が3.75%になることを織り込み始めました。

(出典:CME FedWatch)
半導体株、AI関連株にはモメンタム筋がたくさん乗っています。上に書いた雇用統計のサプライズで逆を突かれた投資家が多く、ストップロスがトリガーされ、売りが売りを呼びました。
このところアルファベットの850億ドルの増資(=現時点では450億ドル済)、スペースXの750億ドルのIPO(6月11日夜に値決め)などたくさんのディールが動いています。株式の供給増加で受給関係が損なわれることを懸念する向きもあります。
半導体株は、一昨日決算を発表したブロードコム(AVGO)の決算はおおむね良かったものの、ガイダンスがやや物足りなかったことで売りが出ました。
これに引っかかった投資家が体勢を立て直そうとしていた矢先に雇用統計でダブルパンチとなったわけです。
なお、スペースXのIPOのマーケティングはおおむね順調だと伝えられており、これが下げの原因ではありません。