継続事業ベースEPS
2026年4月12日 03:30
決算の実績数字をアナリスト予想と比較する時、なぜ継続事業ベース(Operating)EPSで比較する必要があるのでしょうか?
その理由はそもそもアナリスト予想が継続事業ベースEPSで作られていることが多いからです。
EPSにはGAAP ETFとOperating EPSがあります。
GAAPのほうは会計基準通りであり、一時益、特別損などの特殊要因も含んでいます。
Operating EPSは、いわば「本業ベース」であり、そのような一時的要因を除外します。
それでは一時的要因にはどんなものがある? ということですが;
事業売却益
訴訟和解金
大規模減損
為替評価損
株式報酬費用
などが含まれます。これらのうちの少なからぬものは、アナリストが事前に知りうる範囲を逸脱しています。(例:訴訟に勝つか、負けるかは、アナリストが知り得ない事柄です)
そしてそれらは本業の収益力とはカンケーない事柄なので、無駄なことにアナリストは労力を使わないのです。
プロのトレーダーは決算リリースを次の順番で読みます;
1. 売上高
2. ガイダンス
3. マージン
4. 調整項目の内訳
5. 最後にEPS
こうすることでEPSに特殊要因が含まれていても「お手つき」するリスクをある程度軽減できます。
なお継続事業ベースのEPSは決算リリースのどこか(=普通下の方)に書かれている場合が多いです。会社によって、開示が親切なところと、わかりにくいところがあります。