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エルメス・インターナショナル(Hermes International フランスRMS)

2026年8月9日 17:31

エルメスは1837年に、乗馬の鞍(サドル)に代表される馬具メーカーとして創業しました。創業当初から職人芸による最高品質の商品を提供することを目指しました。

鞍の皮を縫い合わせる際、二本の針と糸がお互いに引っ張り合うことで強度を生む構造、いわゆる引張拮抗(tensile opposition)という製法を同社は発明しました。
 
ケリー・バッグ、バーキン・バッグは今日でもこの製法を頑なに守っています。
 
ケリー・バッグは1956年に米国の女優、ジーン・ケリーのためにデザインされたバッグです。
 
バーキン・バッグは1980年代初頭に女優、ジェーン・バーキンがパリからロンドンに行くフライトでたまたまエルメスのジャン・ルイス・デュマCEOと隣同士になった際、バーキンが自分の持っていた籐かごのバッグの使いにくさをデュマにこぼし「私が欲しいのはこのようなバッグです」と自分の理想のバッグをスケッチしデュマに渡したことがキッカケで創作されました。
 
エルメスはもともとクリーム色の箱に自社の商品を入れて出荷していたのですが、第二次世界大戦の物資が不足している時代に、当時唯一余っていたオレンジ色の板紙を使い包装することを始めました。これが今日の同社のアイコニックなオレンジ色の包装の始まりです。
 
同社の直近の6ヶ月の業績を見ると、2026年上半期の売上高は81.63億ユーロ、前年同期比+1.6%でした。内訳は;
 
フランス 7.53億ユーロ +2%
欧州 11.65億ユーロ +7%
日本 7.98億ユーロ −2%
アジア太平洋 35.33億ユーロ −1%
中東 3.3億ユーロ −9%
 
です。次に営業利益は33.51億ユーロ、営業利益マージンは41%でした。純利益は22.38億ユーロ、純利益マージンは27.4%でした。営業キャッシュフローは26.94億ユーロ、営業キャッシュフロー・マージンは33%でした。
 
同社のバランスシートには123.1億ユーロのネット・キャッシュが計上されています。
 
同社の株価は中国市場の低迷の関係で、2025年2月の2800ユーロから現在1640ユーロまで下がっています。しかし中国のラグジュアリー市場は復活の兆しを見せているのでエルメス株はタイムリーだと思います。

同社株は1株あたりの価格が非常に高額で買いにくいですが、インタラクティブ・ブローカーズ証券を使えば、1株未満の端株(フラクショナル・シェア)取引が可能だと思います。