相場はどうなる? イスラエルの「いつもの悪いクセ」が出るかに注目
2026年3月20日 10:16
戦争終了に向けてイスラエルのネタニヤフから「もうイランはウランを濃縮することもできないし、弾道ミサイルを生産することもできない」という停戦宣言とも受け止めることが出来る発言が出たことで、読者から「相場はどうなる?」という質問を多数頂いています。
僕の考えは以下の通りです。
昨日のネタニヤフ発言でイスラエルがコミットしたことは「石油や天然ガス施設への攻撃はストップする」ということだけです。
戦争の終了は、別の次元の問題。
イスラエルは、世界が(もうそろそろ止めにすれば?)と感じていても、しつこくアタックを続ける悪いクセがあります。その典型例はガザです。

(出典:国連)
なぜ世界が(もう勝負は決している!ここまで叩く理由、ある?)と呆れるほどの「こだわり」を見せるか? と言えば、それはイスラエルはテロリストからの脅威と常に背中合わせで生きてきたからです。だから(もう少しだけ…叩いておこう)というキモチが常に先行する。
一方、イランも40年に及ぶイスラエルとの非対称的戦争の長い経験から相手のそのような習性を熟知しています。
(またちょっとちょっかいを出そうか?)というジャンキー的な心理が働きやすいです。
つまり**現場に「永久戦争」みたいなノリがある以上、世界の投資家にとってわかりやすいカタチで「はい。戦争は終了しました!」というオーラは出ない可能性もある。**この箇所を投資家はじっくり見極めていかないといけない。
たとえば仮に(もうタンカーは攻撃しないだろう)という思い込みが醸成された場合でも、たったイッパツの攻撃でそのコンフィデンスは吹き飛んでしまいます。
戦争とのキレイな決別は、カンタンなようで容易ではないです。
この点を考慮しない投資ストラテジーは、周到な投資戦略とは言えません。それを考えるには未だ証拠が足らなすぎます。