Skip to content

ベトナム株の近況

2026年5月20日 20:52

ベトナム株は新波動入り一歩手前で一進一退となっています。

同国はトランプ関税で「漁夫の利」を得ました。その理由は、中国よりも関税率が低かったため、高関税を回避した中国のメーカーがベトナムに工場を移転したことです。
 
外国企業の同国に対する直接投資は高水準です。製造業が主に投資の対象となっています。
 
ベトナム株の株価収益率(PER)は14倍、株価純資産倍率は1.9倍、株主資本利益率は16%、EPS成長率は16%です。これは魅力的なバリュエーションです。
 
ベトナムはフロンティア・マーケットにカテゴライズされています。その理由はガイジン持株比率に制限があるからです。セクターによってその比率は違いますが、銀行や通信などの国策の面から重要と思われるセクターには制限があります。
 
同国の方針として、だんだん持ち株制限を緩和し、フロンティア・マーケットからエマージン・マーケットへとアップグレードしてもらうことを目指しています。
 
同国の銀行はかつて自己資本比率が貧弱でしたが近年はいくぶん改善しています。
 
ベトナムはかつて天然ガスの生産国でした。いまでも天然ガスは少し出ているのですが、その一方でベトナム経済が大発展した関係で供給が需要に追いつかず、エネルギーの輸入国に転落しています。
 
イラン戦争はしたがって同国にはネガティブなショックをもたらしました。同国はたくさんの石炭を輸入しています。ソーラー発電も拡充しています。今後はLNGの輸入も増やします。
 
ベトナムの不動産市場はブームになっており、とくにハノイでの値上がりが著しいです。ただ個人の住宅ローンの借入額は比較的小さく、米国のサブプライム・ショックのようなことはたぶん起こらないと思います。