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リチウム・アルゼンチナ

2026年5月6日 03:06

リチウム・アルゼンチナ(LAR)はアルゼンチンのリチウム生産会社です。

5月11日に決算発表が予定されています。
 
南米のアンデス山脈にリチウム・トライアングルと呼ばれる地域があり、世界のリチウムの60%がここで生産されています。
 
埋蔵量で一番大きいのはウユニ塩湖のあるボリビアです。ただし同国のリチウム田は国有であり世界市場には出ていません。
 
二番目に大きいのはアルゼンチンです。今日紹介するリチウム・アルゼンチナはここに属します。
 
三番目はチリです。SQM、アルベマール(ALB)などがここで生産しています。チリのリチウム企業は海外市場への出荷という面でアドバンテージがあります。また古くから世界市場を相手に商売してきているので既に高水準のキャッシュフローを出しています。
 
リチウム・アルゼンチナに話を移すと、地下の塩水(ブライン)を蒸発させ、炭酸リチウムにしてからEV電池メーカーへ販売することを主業務としています。
 
今後の成長余地という点からはチリのリチウム企業より有望です。
 
同社はおもにアルゼンチン北部フフイ州にあるカウチャリ・オラロズから生産(全体の45%)しています。

(出典:リチウム・アルゼンチナ)

同社株の47%は中国のガンフェン・リチウム社に所有されています。
 
今年の生産高は3.5から4.0万トンが見込まれています。これを将来的には5倍に持ってゆきたい考えです。
 
将来有望と言われるパストス・グランデス、サル・デ・ラ・プナなどの資産を保有しており、リソース・ベースではチリのSQMに次ぎ、2番目に大きいです。
 
ただリチウム開発にはたくさんの先行する設備投資が必要で時間もかかります。
 
リチウムは2024年から2025年にかけて供給過多になりました。今年はまだ供給過剰の後始末をしている段階です。しかしEV需要、グリッド蓄電池、データセンター電力安定化などの需要が伸びてくるため、今後市況は引き締まると思われます。