スペースXのIPOで恩恵をこうむる銘柄
2026年4月17日 06:41
6月にスペースXが新規株式公開(IPO)される予定です。
スペースXはロケットを打ち上げ後回収する技術を極めた関係で、第一弾ロケットを10から20回も再利用できるようになり、それが打ち上げコストを大幅に低減することを実現しました。
打上コストが下がるということは民間宇宙スタートアップ企業にとって「宇宙までの運賃」が大幅に下がることを意味します。このことをキッカケにいままではそろばんに乗らなかったような新事業をいろいろ企画することができるようになります。
その恩恵をこうむる最初のグループは衛星通信ならびにLEO(地球低軌道)コンステレーション企業です。
具体的にはASTスペースモバイル(ASTS)」、グローバルスター、イリジウムなどが挙げられます。
とりわけASTは巨大アンテナ衛星で「宇宙からスマホ通信を可能にする」企業として注目されています。
2つ目のグループは地球観測(EO)企業で、具体的にはプラネットラボ(PL)やサテロジックになります。このビジネスは沢山の小型衛星を打ち上げる必要があるため、スペースXのファルコン9の安い運営コストの恩恵をこうむります。
ロケットラボ(RKLB)は小型ロケットで小回りのきく専用軌道へ衛星を打ち上げる事業を行っており、スペースXとは補完的な関係にあります。
このほか「宇宙のゴミ」と化した古い衛星をデブリ処理するなどの修理・除去処理企業としてスターフィッシュ、モメンタスなどの会社もあります。
インテューイティブ・マシーンズ(LUNR)は月面AWSを最終的には目指しています。いまはNova-CでNASAや企業の機器を月面に運ぶことを請け負っています。ゆくゆくはNASAのNear Space Network契約を獲得し、月と地球をつなぐ通信ネットワーク事業を展開したい考えです。