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第82空挺師団が派兵に向け準備を開始 陸戦は戦争の長期化を示唆

2026年3月25日 04:59

第82空挺師団はバルジ大作戦などを戦った米軍の中でも最も誉れ高い落下傘部隊です。

今回動員準備を開始したのはノースカロライナ州フォート・ブラッグ基地を本拠とする3000人の兵士です。
 
最終的な派兵の決断は未だ発表されていません。しかし準備は始められました。
 
作戦のシナリオは2つ考えられます。
 
ひとつはホルムズ海峡の北の端にあるケシム島ララク島を制圧することです。これらの島々はホルムズ海峡で機雷が敷かれていない狭いルートを監視する「関所」の役割を果たしており、そこを奪取することでホルムズ海峡の航行を確保する目的があります。

(出典:Googleマップ)

もうひとつはアラビア湾の一番奥にあるカーグ島を占領することです。ここはイランの原油の積出港であり、ここを制圧することでイランの外貨取得を困難にすることが可能です。
 
陸戦が始まれば戦争は長期化することが予想されます。

全米平均レギュラー・ガソリン価格は3月24日現在$3.98です。イラン戦争開戦後1日も下げた日はありません。ガソリン価格が$4を超えると消費者は他の支出を抑制する、夏の行楽プランを諦める、ピックアップ・トラックや大型SUVの購入を控えるなどの生活防衛に走ると考えられます。

つまり第82空挺師団を投入するかどうかは、「米国経済リセッション入りも辞さず!」という決意表明に他ならないのです。

過去の経験ではリセッションの到来を告げる株安の局面では高値から−30%以上の調整が普通です。いまは未だ高値から−6.4%なので、もっと大きな下げを覚悟しないといけないことを示唆しています。