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セレブラス IPO価格レンジを2回目の引き上げへ

2026年5月11日 09:56

セレブラス(CBRS)のIPOが人気となっており、主幹事のモルガン・スタンレーは価格レンジを$150〜160に引き上げることを検討中です。

同社株のIPOは、もともと$115〜125という価格レンジでしたが、先週それが$125〜135に引き上げられたばかりです。
 
応募倍率は最低でも20倍を超えていると言われています。
 
同社のIPOは異例な点が多いです。
 
まず監査法人がBDOからKPMGにグレードアップされています。
 
次に主幹事がシティからモルガン・スタンレーにグレードアップされています。
 
株式公開準備の過程でこのようなグレードアップが起こることは極めて珍しいです。
 
セレブラスの共同創業者でCTOのショーン・リーは四半世紀まえにエヌビディアがIPOした頃の若々しかったジェンスン・フアンを彷彿とさせるところがあり、キレッキレです。プロセス・テクノロジーをめぐる様々なハードルを、根気よくひとつひとつ解決してゆく問題解決型の経営者であり、大風呂敷を広げません。
 
実際、セレブラスはウエハースケール・インテグレーションという「逆転の発想」に近いやり方でチップをデザインした関係で、最初は歩留まりの問題に悩まされ、苦節10年、悪戦苦闘しなければいけませんでした。
 
いまではそのような問題をすべて解決し、第三世代目のチップがアラブ首長国連邦のソヴリンAIなどで稼働中です。過去5年間の売上高成長率のCAGRは+175%、現在の残存パフォーマンス義務(=受注残のようなもの)は3.8兆円です。

つまり爆発的な売上高成長が見込まれているということです。
 
同社のチップは一枚で15億円くらいする高価なものです。自ずと顧客は、最高のパフォーマンスを要求する、ごくひとにぎりの顧客だけになると思います。
 
いずれにせよAIチップの最高峰であることは間違いないです。