イラン戦争 今後の展開別原油、株価、長期金利、為替予想(確率つき)
2026年3月15日 16:59
イラン戦争は複雑で、いろいろなシナリオが考えられるので、向こう三ヶ月のシナリオを、なるべく簡潔に整理します。
【シナリオ1:トランプTACO】10%
このシナリオでは米軍が次第にイランに対する爆撃を減らし空母を帰投させ、すごすごと引き下がることを想定しています。イランの核開発の脅威は放置、残ったミサイルを一掃することも諦めます。ただし米国民に対しては「勝った!目標達成!」と説明します。一方イランも国民に対し「アメリカを撃退したので我々が勝った!」と宣言します。
原油:65ドル
S&P500:6950
10年債利回り:3.9%
ドル円:156円
【シナリオ2:米軍のエスコートでホルムズ海峡再開】30%
このシナリオでは米軍がタンカーやコンテナ船をエスコートしホルムズ海峡が再開します。イスラム革命防衛隊はタンカーの通行の阻止を試みます。一部の船舶はその攻撃でダメージをこうむります。護衛は三ヶ月から半年続きます。
原油:77ドル
S&P500:6750
10年債利回り:4.15%
ドル円:158円
【シナリオ3:米特殊部隊投入】8%
このシナリオでは米国がコマンド部隊を投入、イスファハンの核施設の地下深くにある濃縮ウランを回収します。コマンド部隊はかなりの犠牲を払います。米国は「核の脅威は排除できた」と宣言しますが、他にも濃縮ウランが隠されている可能性については言及しません。
原油:85ドル
S&P500:6650
10年債利回り:4.20%
ドル円:159円
【シナリオ4:クルド兵をイランに投入】7%
このシナリオではクルド人国家を打ち立てる悲願を持つクルド人兵士をイランに投入し、イランにプレッシャーをかけます。米国はクルド兵に武器を供与し、トルコはそれを非難します。アゼルバイジャンもこれに反対し、ロシアは不快感を表明します。
原油:110ドル
S&P500:6250
10年債利回り:4.35%
ドル円:161円
【シナリオ5:イエメンのフーシー反政府勢力がVLCC攻撃】45%
このシナリオではサウジアラビアのヤンブーに東西パイプラインで回送された原油をVLCCに積み込みバブ・エル・マンデブ海峡を通過し輸出しようとするタンカーがイランからの支援を受けたフーシー反政府勢力から攻撃されます。イスラエルはソマリアのバーベラから特殊部隊を投入しタンカーを護衛します。
原油:115ドル
S&P500:6100
10年債利回り:4.40%
ドル円:162円