投資戦略
2026年8月16日 03:49
投資戦略をアップデートします。
■相場観
私は今年の1月は弱気な相場観を持っていました。しかし4月にフォロースルー・デーが出た後、強気に転じ、今も強気スタンスを堅持しています。目先の相場は引き続き「上」を予想します。
最近の米国市場、とりわけナスダックの出来高は機関投資家が夏休みに入っているため極めて少ないです。
相場を動かすニュースも少なく、動意に乏しい展開となっています。
しかし「閑散に売りなし」という格言の通り、株価指数はジリジリと水準を切り上げています。
9月7日のレイバーデーまでは、今のような相場が続くと考えています。
■9月の展望
レイバーデー明けにはアンソロピックのIPOのロードショーがキックオフされると思います。新聞報道によると同社の2026年第1四半期の売上高は47.3億ドル、第2四半期は115億ドルでした。仮に、このモメンタムが持続するならば2026年通年では800億ドルに迫る可能性があります。
いま、ざっくりとPSR30倍を当てはめれば、IPO時の時価総額は2.4兆ドルも夢ではありません。
スペースX(SPCX)のIPOが1.77兆ドルだったことを考えると、それを凌駕する過去最大のIPOになるわけです。
通常、このような重要なイベントが控えている時は、相場の地合いが持続しやすいです。
私は、アンソロピックは良い会社であり、同社のIPOはちゃんと値決めを行うことが可能だと考えています。ひょっとするとアフターマーケットはかなりフィーバーすることも考えられます。案件の質としては、先に上場されたスペースXやSKハイニックス(SKHY)などより遥かに良いと思います。
9月にはこの他にも幾つかディールがあると思われますが、後になるほどリスクが高いと思います。
私は、しめっぽいIPO相場よりも、むしろ打ち上げ花火のクライマックスみたいな、火炎を噴くような展開を心配しています。なぜなら「ワッ!」と未熟な投資家が飛び乗った瞬間が、ド天井になる可能性があるからです。
世界の投資資金は上に書いたようなイベントがある関係で、引き続き米国に集中すると予想します。そういう環境では他国の市場は顧みられないと思います。従って、今は欧州株や新興国・フロンティア・マーケットの株を買うのは早すぎます。実際、まだ米国の長期金利は十分に下がっていないし、ドルも十分に下がっていません。
ただ皆がAIブームに酔っている間に、「次の一手」を考え始めることは重要です。
アンソロピックは最初の「ほんちゃん」の大型AI株であり、それに直接投資する機会があるのなら、「つるはし」や「ジーンズ」のメーカーは後回しで良いという考え方もできるわけで、実際、ドットコムブームのときは最初はルーター、サーバ、光ファイバーなどの銘柄が買われたものの、その後グーグル、フェイスブックなどが登場すると機器のメーカーは忘れ去られた経緯があります。
してみれば、いまアンソロピック以外の「AI関連」と呼ばれる銘柄を思い切り買い上がっても、あまり儲からないのでは?という気がするのです。
アンソロピックは未だトレードできないので、今はAI以外の割安な銘柄を研究すべき時です。
■コア銘柄
BRAC BANK(バングラデシュ現地株)
ビザ(V)
フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)
モエヘネシー・ルイヴィトン(LVMUY)
ポーランドETF(EPOL)
■ブレイクアウト銘柄
セノヴァス(CVE)
■バリュー銘柄
ケリング(フランスKER)
OTP(ハンガリーOTP)
■予想
2026年末のS&P500のターゲットは7,250を予想します。
2026年末のドル円は160円を予想します。
2026年末の10年債利回りは4.50%を予想します。
2026年末のフェデラルファンズ・レートは3.75%を予想します。
2026年末の失業率は4.3%を予想します。
2026年末の消費者物価指数は3.80%を予想します。
2026年末のGDPは+1.50%を予想します。