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マレーシア株の近況

2026年5月20日 20:57

マレーシア株は上昇波動に入りかけたのですが、世界的長期金利の上昇を嫌気し、値を消しています。

同国は米中の対立構造の中で「中立ゾーン」として特色を出しています。中国企業もマレーシアに進出しているし、米国企業もマレーシアに拠点を持っているからです。その理由は政治的に同国は中立であることに努めていることに加え地理的に昔からマラッカ海峡という重要な交易ルート上にあることから政治的安定が必須だったからです。また同国はイスラム教徒が多く、アラブ世界とも親密な関係を構築しています。
 
インフラストラクチャが整備されていること、英語がよく通じること、工業の基盤が確立していること、英国法に倣う法体系、昔から電子機器の製造下請けをやってきたノウハウがあること、お隣のシンガポールの生活コストが余りにも高くなってしまったため、シンガポールに拠点を移す企業があることなどが指摘できます。
 
同国は光ファイバー・ケーブルが集中している場所としてもよく知られており、データセンターを設置するのに適しています。また半導体の後工程の基盤はしっかりしています。
 
同国は1990年代にアジア通貨危機に見舞われた国のひとつです。マレーシア・リンギットはどちらかといえば弱く推移してきた関係で、現地通貨建ての資産価格は割安感があります。
 
同国の株式市場は銀行、通信などの上場株が多く、安定成長型です。
 
マレーシア株のPERは15.5倍、株価純資産倍率は1.55倍、株主資本利益率は10%、EPS成長率は8%です。
 
これらの数字は割安でも割高でもない中庸なバリュエーションと言えます。
 
それからマレーシアのETFの配当利回りは3%あります。これは魅力です。