FOMCの結果 キッチンシンク
2026年6月18日 03:39
6月17日、2日間に渡って開催されてきた連邦公開市場委員会(FOMC)が閉会し、メンバー全員一致で現行の政策金利3.50〜3.75%が維持されました。
声明文からは緩和バイアスが削除されました……というより、極めて簡潔な声明文になりました。

(出典:FRB)
経済予想サマリー(SEP)では一人のメンバー(=たぶんケビン・ウォーシュ)がアンケートを提出しませんでした。これは予想通りです。
年末のフェデラルファンズ・レートの予想は下のチャートのようにジャンプしています。

GDP予想は下のチャートのようになっています。

失業率の予想は下がりました。

PCEインフレのチャートは下のようになっています。

PCEコア・インフレのチャートは下のようになっています。

まとめると今回は**「キッチンシンク(kitchen sink)」とも言うべきリセット**がされており、今後のケビン・ウォーシュ議長の仕事がしやすいような「期待のリセット(resetting expectations)」が行われました。
ウォーシュ議長は以下の5項目に関しFRBのアプローチを変更すべきかどうかを検討するタスクフォースを指名します;
1. FRBのコミュニケーション
2. FRBのバランスシート
3. FRBが新しいデータソースを使用すべきか検討
4. 生産性と雇用に関する調査
5. FRBのインフレ・フレームワーク
市場のリアクションですが米国財務省証券はショート・エンドの利回りが急上昇し、ロングエンドの利回り上昇はそれに比べると穏やかな、いわゆるベア・フラットニングを起こしました。普通、これは株式にはマイナスです。