イランと米国が停戦合意
2026年6月15日 15:34
イランと米国が停戦に合意しました。今週の金曜日にスイスで調印式が予定されています。
今回の停戦合意はパキスタンとカタールが斡旋し、それらの国々からも確認が取れているため、実際に調印される可能性が高いです。
イランの核プログラムそのものは今回の合意には含まれていないようで、停戦が発効した後で詰めてゆくようです。
ホルムズ海峡の通行は、すぐに増えるのではなく、実際に安全に航行できることが確認された後で徐々に増えてゆくと思われます。
イスラエルによるレバノンへの攻撃が散発的に続き、それが停戦合意を崩すリスクはまだあると思います。
いずれにせよイラン戦争は株式市場の材料としてはとっくの昔にインパクトを失っており、このニュースに対するポジティブ・リアクションが一巡すれば、もうこの材料は皆忘れてしまうでしょう。
原油価格は下がると思いますが、開戦前の水準まで一気に下がるかと言えば、それはそうではないかもしれません。いまアメリカの景気は良く、エネルギーの需要はしっかりしています。だから下げるにも限度があると考えるのが自然です。
ドルは弱含みと思われますが、それも一過性かも。なぜなら、いまはアメリカの投資機会に対する世界からの需要が大きく、資金がアメリカに飛び込んできている時なので。
ひとつ言えることは、これで「夏休み」がいっそう意識されるということです。今年は米国の建国250年であり、ワールドカップもあるので、お祭り的なムードがアメリカをつつんでおり、秋のレイバーデー明けまでは皆、仕事したくないと思います。
それはニュースに乏しく、材料難の夏枯れ相場になることを示唆しています。「閑散に売りなし」なので、相場はゆっくりとした上昇を見せるでしょう。