GDPデフレーター
2026年4月6日 01:30
GDPデフレーターは名目GDPが物価変動でどのくらい「水増し」もしくは「目減り」しているかを測る指標です。
計算式は;
GDPデフレーター=名目GDP÷実質GDP×100
それが一体、何を指しているか? と言えば;
国内で生産されたモノ・サービス全体の平均的な価格水準
を指しています。
そこには輸入品は含まれていない点に注意する必要があります。
たとえば名目GDPが550兆円、実質GDPが500兆円とすれば;
550÷500×100=110
なので、基準年に比べて物価が10%上昇した…という風に解釈するわけです。
日本ではCPIは上がっているのにGDPデフレーターは下がるということが稀にあります。これは輸入品インフレになっていると同時に国内にはデフレ圧力がある場合、そうなるのです。
それから日本では「CPIは上がっているのに…豊かになった実感は無い」ということがしばしば言われます。これは「価値が増えたインフレ」ではなく、「コストが増えただけのインフレ」だからです。
付加価値が上がる、賃金が上がるということ無しに市中の物価のみが上がれば、国民生活は苦しくなります。
為替が円安に振れ、その関係で輸入品の価格がインフレを起こし、CPIだけは上がったけれど、賃金が据え置きで、買いたいモノも買えない…というのでは豊かさゼロです。