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スペースXのIPOの倍率は6月8日正午の時点でわずか2倍

2026年6月9日 00:48

スペースXのIPOの応募倍率は6月8日正午の時点でわずか2倍に過ぎません。

普通、安心して値決めに持ち込めるためには10倍前後のインディケーション(=投資家からの買い需要)が必要です。
 
まだあと3日間のマーケティング期間を残しているので、最終的には2倍よりも多い倍率になることが予想されますが、逆にわずか2倍と聞いて注文をキャンセルする投資家も出るはずです。
 
今回調達金額750億ドルに対し、現在の需要は1,500億ドルです。
 
スペースXのIPOは通常のIPOとは違い最初から一本値($135)でマーケティングが行われています。
 
言い換えれば価格発見(price discovery)のプロセスを一切経ずに決め打ちではめ込みを敢行しようとしているわけです。
 
これは今回のように需要が芳しくなかった場合でも価格を下に下げることもできず、予め決められた$135のままでマーケティングを終えることを意味します。
 
その場合、上場初日(6月12日)の立ち会いで初値が$135より大幅に上で取引が開始されるシナリオは、ほぼ絶望的です。
 
むしろ取引開始直後から$135を死守するためのバトルになると思われます。
 
スペースXは宇宙というストーリーよりAIというストーリーでマーケティングされているため、最初の大型のAI企業のIPOが失敗に終わった場合、アンソロピックやオープンAIのIPOマーケティングにも支障が出るリスクがあります。
 
スペースX以外の宇宙株は、いま売ったほうが良いと思います。