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2月12日のバングラデシュ総選挙の見通し

2026年2月1日 04:47

2024年の夏、バングラデシュではZ世代の若者たちによる「7月革命」が起き、政府が転覆しました。腐敗したシェイク・ハシナ首相はインドに亡命し、ハシナ首相の取り巻きたちも財界から姿を消しました。2月12日、バングラデシュは「ガバナンス革命」を目指す総選挙に臨みます。これまでのところ現地のムードは建設的です。

下馬評ではバングラデシュ民族主義党(BNP)が圧勝し、単独政権を樹立するという声が強いです。

もし単独政権でない場合はジャマト党との連立によって政権を樹立する可能性が高いです。

いずれにせよバングラデシュは長年にわたる政治的混乱を経た後、ガバナンス革命を通じて経済の安定化に取り組むと思われます。

いま、世界で最もエキサイティングでポジティブな変化が起ころうとしている国がバングラデシュです。

BNPが勝った場合、既製服(RMG)産業への構造的依存を低減するため、農業、情報通信技術(ICT)サービス、再生可能エネルギー製造分野の拡大を目指すと見られます。

バングラデシュはインフレ、債務、財政赤字を管理するため、抗議行動や国民の不満が高まるリスクを抱えながらも、IMF(国際通貨基金)のプログラムを順守し、緊縮財政措置を実施する可能性が高いです。

ファミリー・カード・プログラムのような対象を絞った福祉施策を拡充するとともに、職業訓練や中小企業支援を通じて、女性や若者の雇用創出に投資すると思われます。

暫定政権が策定した「7月憲章(July Charter)」に基づき、首相権限の制限、二院制議会の設置、司法の独立性強化、反汚職制度の強化など、幅広い制度・ガバナンス改革が行われる見込みです。

「バングラデシュ・ファースト」のアプローチを採用し、よりバランスの取れた対外関係の構築を目指と思われます。

既製服産業については、政府は治安の安定、エネルギーおよびインフラのボトルネック解消、労働環境の改善、そして変化し続ける国際基準への順守を通じて競争力を高めることに注力する可能性が高いです。

バングラデシュは選挙の直前・直後にデモ行進などが起こりやすい国として知られています。したがって、選挙に先回りするカタチで買い出動をかけるのは得策では無い気がします。

無事選挙という大イベントを通過し、何事も起きなかったことを確認した後でゆっくり腰をあげても十分間に合うと思います。

銘柄的にはBRACBANKとスクエア・ファーマが良いです。