インスメッド
2025年12月22日 04:46
インスメッド(INSM)はニュージャージー州ブリッジウォーターに本社を置くバイオ企業です。
同社は既に2つの新薬を承認されています。
アリケイス(Arikayce):非結核性抗酸菌(MAC)による肺疾患→現在年間4億ドル売上
ブレンソカティブ(Brinsupri):非嚢胞性線維症(Non-CF)気管支拡張症→将来年間30億ドルへ
インスメッドは2010年にトランセーブを買収、吸入薬のノウハウを獲得しました。上記のアリケイスは専用の振動メッシュ式デバイスで噴霧を作り肺疾患薬を必要部所に届けるイノベーションを生み出しました。(従来の方法では静脈注射というやり方しか無かったので、全身毒性リスクがありました。)この病気は日本でも10万人に15人が罹る病気であり、重要な市場です。
一方、ブレンソカティブはDPP1阻害薬と分類され、好中球エラスターゼ(NE)活性を低下させ、気道内の炎症を抑制し、増悪(Exacerbation)を減らします。1日1回錠剤を飲む経口薬です。
先週、インスメッド株が急落する場面がありました。これはブレンソカティブを別の用途で使う臨床試験が中止されたからです。具体的には慢性鼻副鼻腔炎(CRSsNP)の第2相臨床試験がエンドポイントに達しませんでした。市場規模としては年間40億ドルが期待されていたので、これは痛い敗北です。
ただ既に承認されている上記の2つの新薬だけでじゅうぶん成長していけると思うので、押した場面は買いだと思います。

(出典:マーケットサージ)