FOMCの結果
2025年12月11日 05:40
12月10日に2日間に渡って開催されていた連邦公開市場委員会(FOMC)が閉会し、米国の政策金利であるフェデラルファンズ・レート(略してFFレート)が0.25%引下げられ、3.5%になりました。
経済予想サマリー(SEP)ではコンセンサスGDP予想が少し上方修正され、2027年のコンセンサス失業率予想が少し下方修正され、コンセンサスPCEインフレ予想も少し下がりました。これは全体的としてすべてが良い傾向に行っていると言えます。





コンセンサスGDP予想が上方修正されたのにコンセンサス失業率予想の下落幅は比較的小さかったです。これはAIによる生産性の向上が関係していると思われます。
コンセンサスGDP予想が上昇した主な理由は足下の消費が好調なのに加えてAI投資が高水準だからです。
その反面、利下げしても住宅市場は反応しませんでした。つまり、これ以上、利下げする意味は余りないと思われます。
FRBはFFレートがニュートラルレートに近づいたと判断しています。
FOMCメンバーは「インフレは高すぎるし失業率が増加するリスクもある」ということに関して全員意見が一致しています。しかし「だからどういう金利政策を打ち出す?」という方法論になると、意見はバラバラです。
今後発表される予定の家計調査データは調査方法の関係で、歪んだ数値が出てくる可能性があります。
今回、インプリメンテーション・ノートでオープン・マーケット・デスクがオペを行うことが発表されました。その背景にあるのは、9月にFFレートがちょっとアップティックしたからです。これから4月の納税シーズンに向けて準備金をコンスタントにキープする意味でNY連銀のデスクがオペを行うことは政策金利の方向性に関して何かをシグナルしようとする意図はまったくありません。