インド準備銀行が政策金利を0.25%利下げ
2025年12月5日 16:23
インド準備銀行(RBI)が政策金利であるレポ・レートを0.25%利下げし、5.25%としました。
今回の利下げは、金利引下げ局面に入ってから4回目です。下のチャートからもわかるように、物価の沈静化に比べると未だ政策金利引下げのペースは鈍く、将来の利下げ余地があります。

(出典:フィナンシャル・タイムズ)
RBIは2025/26会計年度のインフレ予想を2.6%→2.0%に引下げました。GDP予想は6.8%→7.3%に引き上げました。
RBIは常設預金ファシリティ(SDF)金利も0.25%利下げし5.0%としました。
マージナル・スタンディング・ファシリティ(MSF)金利も0.25%利下げし5.50%としました。
インド経済は①インフレは沈静化しているが②GDP成長率は加速する理想の局面に入っているだけでなく、③一時的な企業収益のスランプから離脱しつつあります。

(出典:フィナンシャル・タイムズ)
先日発表された第3四半期のGDP成長率は8.2%と素晴らしい数字でした。
今年、インド株は新興国株より極端にアンダーパフォームしています。1993年以来の大きな出遅れとなっています。
その一因は海外機関投資家が去年までアウトパフォームしてきたインド株の利食いを進めたことに加え、トランプ関税、とりわけロシア産原油をインドが購入していることに対する米政府の批判と50%の上乗せ関税が投資家を幻滅させたことも影響しています。
さらに米国H1-Bビザ申請時に10万ドルのフィーを課すこともインドのIT企業に不利に働くと考える機関投資家がいます。
それらの要因が折り重なって、インド株は絶好の買いチャンスとなっています。