ストラテジー(MSTR)がドル準備を持つことは責任ある発行体として当然 当座のボトムをつけた
2025年12月2日 17:14
ストラテジーが14.4億ドルの配当準備金(USD Reserve)を確保したと発表しました。
具体的にはアット・ザ・マーケット・オファリング(ATM)により新株を場で売却しました。
このような手法を通じて、最低でも1年分、長期では2年分の配当原資を確保したいというのが同社の新方針です。
MSTR株を売却した理由は現在MSTR株はmNAV=1.17倍で取引されていたからです。
なおストラテジーのポリシーとしてmNAVが1倍以下になった場合はMSTR株ではなく、ビットコイン(BTC)を売却することで今後の配当準備金を確保する方針です。
このように「割高に取引されているものを売る」というのは理にかなったやり方です。
現在の配当金は年間約8億ドルなので、今回確保した14.4億ドルは1.8年分に相当します。
つまり「2年分の配当準備金を常に確保する」という方針に従うと、あと追加しないといけない配当準備金は0.2年分のみです。今後はMSTR株の新株が場で三々五々同社によって売られるリスクは減りました。
ストラテジーは普通株に加えて社債、優先株で資金調達しています。すると配当原資をちゃんと確保していることを市場に予め明快にコミュニケートしなければ、優先株がディスカウントで取引されるなどの不利益が生じる可能性があります。それを未然に防ぐのが今回の配当準備金の狙いです。
ストラテジー株は12月1日の立会で大きな出来高を伴い下髭を付けました。ここで一旦、ボトムを付けた可能性があります。

(出典:マーケットサージ)