バリック・マイニング
2025年12月2日 03:50
バリック・マイニング(B)はゴールドならびに銅の生産会社です。
同社はアクティビスト投資家エリオット・マネージメントから玉集めされ、プレッシャーを受けています。
株価を上げるため、同社は「ゴールド部門をIPOする」と発表しています。
いまバリックのEBITDAに占めるゴールドの割合は約8割、銅は約2割です。
ゴールド部門の一部株式をIPOする狙いは含みの顕在化です。
同社はネバダ州のカーリン、コルテス、ターコイスリッジに金山を所有(61.5%)しています。加えてカリブ海のドミニカ共和国にプエブロ・ヴィエホ金山(60%)を持っています。

(出典:バリック)
一方、銅山はザンビア、サウジアラビア、チリなどになります。
バリックは、かつてバリック・ゴールドという名称でしたが、社名からゴールドを落としました。その理由は今後銅に注力してゆきたいという考えがあるからです。ザンビアのルムワラ、パキスタンのレコディクという有望な銅山に期待を寄せています。
しかし現時点ではまだゴールドのほうが遥かにEBITDAへの貢献は高いです。
なぜゴールド部門をIPOし、銅部門はIPOしない? という点に関してはゴールド部門は主に北米が中心であり地政学リスクが小さいし、生産面でも安定しているということが挙げられます。
一方、銅は今後急成長が見込まれるもののいまは設備投資に多大な資金を必要としているし長期でのプロジェクトになる関係でIPOフレンドリーではないです。