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投資戦略

2025年11月28日 03:20

投資戦略をアップデートします。

■法外な特権(Exorbitant Privilege)
1960年代のフランスの財務長官バレリー・ジスカール・デスタンはドルの覇権を「法外な特権」と呼びました。2026年は米ドルの持つこのアドバンテージが強く意識されると思います。
 
AIはホワイトカラーの職を脅かし、知識集約的な産業における賃金下落プレッシャーを生みます。
 
その場合、米国は為替をドル安に誘導することでデフレ圧力を和らげる事ができます。
 
ドル安にするための最善の方法は利下げです。2026年中、4回程度の利下げがあると予想します。
 
2026年はFRB議長の交代も起こります。新しいFRB議長にはたぶんケビン・ハセットが就任すると思います。彼は利下げ派です。
 
トランプ政権は現在アメリカで大きな経済問題となっているアフォーダビリティーの問題の解決はおもに住宅市場を通じてなされるべきだと考えており、そのためには住宅ローンを組みやすくすることが先決と考えています。利下げは直接金利に働きかけるので有効です。
 
ドル安誘導された場合でも、ドルは引き続き世界の基軸通貨であり続けるし、米国債への需要も減らないし、AIでは米国のリードが続きます。貿易の際、ドル建てで商取引が行われるのは今後も変わらないし、外国中央銀行が主にドルで外貨準備を持つことも変わらないでしょう。
 
このようにジスカール・デスタンの言う「法外な特権」とは、突き詰めて言えば、米国は財政赤字、経常赤字を垂れ流してもタダに近いコストで(=それのことをシニョリッジといいます)ドル札を刷り財やサービスを購入し続けることができることを指します。
 
■投資家は米国の「法外な特権」にどう対処する?
2026年、米国はアグレッシブに利下げしてくると思うし、為替をドル安に導くと思います。つまり「法外な特権」を行使してくるというわけです。
 
これにどう対抗すれば良いのでしょうか?
 
ひとつのやり方は米国以外のアセットに注目するということだと思います。すでに米国以外の投資対象が米国のアセットをアウトパフォームすることは2025年初頭から始まっています。このトレンドはまだ端緒についたばかりです。
 
 
■銘柄
【金融】
BRAC BANK(バングラデシュ現地株)
【製薬】
SQUARE PHARMACEUTICALS PLC(バングラデシュ現地株)
 
■予想
2026年末のS&P500のターゲットは5500を予想します。
 
2026年末のドル円は128円を予想します。
 
2026年末の10年債利回りは3.0%を予想します。
 
2026年末のフェデラルファンズ・レートは2.50%を予想します。
 
2026年末の失業率は4.7%を予想します。
 
2026年末の消費者物価指数は2.2%を予想します。
 
2026年末のGDPは+0.0%を予想します。