チリ大統領選挙 市場主義者候補はすべて敗退
2025年11月17日 14:47
11月16日チリで行われた大統領選挙(第1回目投票)では世界の機関投資家が期待を寄せていた市場主義者の候補たちがすべて敗退し、共産党のジャネット・ハラ候補と極右政治家のアントニオ・カスト候補が12月14日の決選投票へ進みました。
この二人の候補者間で決選投票が争われることになるとアントニオ・カスト候補のほうが優勢だろうと言われています。同候補は米国のドナルド・トランプのスタイルを踏襲するポピュリスト的な候補で、不法移民対策が公約の目玉になっています。チリ北部の鉱物資源が豊富な地域では他国から流入する移民が地元民の職を奪っているのではないかという不満を有権者は持っています。
いずれにせよ「小さな政府」、コデルコの民営化、相続税廃止、キャピタルゲイン税廃止などを公約に掲げた候補たちは早々に姿を消し、チリの大統領選挙がアルゼンチン型の株式市場のブーストをもたらす可能性は低下しました。