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投資戦略

2025年10月26日 15:06

投資戦略をアップデートします。

■年初来パフォーマンス
私が言及することが多い国々の株式市場の年初来パフォーマンスは下のチャートのようになっています。

ポーランドは熟練工に恵まれ、ドイツの下請け産業が多い関係で1兆ユーロの軍備インフラ投資の恩恵をこうむります。5.6%という失業率は同国としては低い数字です。安定した雇用を背景として内需は好調です。欧州の成長の中心は「東へ、東へ」と移っていて、同国はその恩恵をこうむります。既に持っているのなら継続投資すべきです。
 
ベトナムは米中貿易戦争で漁夫の利を得ました。米国がベトナム製品に課している関税率は20%で、これは中国の30%より低いです。10月に入って大手不動産開発業者ノラバンドが過去10年間に渡り社債発行に際し虚偽の開示をしてきたのではないか?という報道でベトナム株式市場は軟調になっています。ベトナム共産党が摘発を再び強化するのではないか?という懸念があります。調整がどのくらい深くなるのかはわかりませんが、押し目は買いだと思います。
 
メキシコは米国が同国に課している関税率25%という表向きになっていますが、実際にはUSMCAという自由貿易協定でカバーされている品目にはタッチできないので、実効関税率はそれより低いです。同国も米中貿易戦争で漁夫の利を得た国のひとつと言えると思います。
 
中国は消費が弱いことに加えて米中貿易戦争という悪材料があります。しかし輸出先をその他世界へとシフトすることでこれを乗り切ろうとしています。株式市場はAIの材料で好調です。
 
チリは米国への輸出品の関税率は10%と最低です。銅をはじめとするニュー・エコノミーで需要が高まることが予想される地下資源を多く持つ国として注目されています。
 
ブラジルは米国への輸出品の関税率は50%と高いものの、近年は中国との貿易に力を入れている関係でそれほど悪影響を受けていません。
 
ドイツは1兆ユーロの軍需インフラ投資を可決、春先に株式市場は急伸したものの、それ以降一進一退の展開になっています。そろそろ割安感が出ていると思います。
 
VXUSはアメリカを除く世界に投資するETFですが米国を楽々とアウトパフォームしています。このトレンドは未だ始まったばかりで、今後数年に渡りアウトパフォーマンスが続くと予想します。
 
インドは米国への輸出品の関税率50%ですが、ロシアからの石油を買っていることに対する制裁として100%の関税率が発表されました。これを受けてインドはロシア産の原油をもう買わないと発表しています。株式市場は近年過熱していたのでスピード調整中です。
 
■相場観
米国の株式市場は大きな調整が入ると予想します。その場合、世界の株式も下げると思います。いまはキャッシュポジションを高く保ち、何もやらないで下さい。
 
■銘柄
【金融】
BRAC BANK(バングラデシュ現地株)
 
■予想
2025年末のS&P500のターゲットは5500を予想します。(不変)
 
2025年末のドル円は128円を予想します。(不変)
 
2025年末の10年債利回りは3.9%を予想します。(不変)
 
2025年末のフェデラルファンズ・レートは3.50%を予想します。(不変)
 
2025年末の失業率は4.5%を予想します。(不変)
 
2025年末の消費者物価指数は2.7%を予想します。(不変)
 
2025年末のGDPは+0.5%を予想します。(不変)