米国の天然ガス価格が急騰
2025年10月21日 04:00
10月20日米国の天然ガス価格が+13.15%急騰しました。
天然ガスは値動きが荒っぽいので、今日のような急騰は珍しくありません。
今日、天然ガスが急騰した背景には、これから寒さが厳しくなるという予想が示されたからです。
加えて米国の天然ガス生産はやや落ち込んでいるという報道がありました。
天然ガスの主な使い道は暖房ならびに発電です。
実際米国の発電所の43%は天然ガスを燃料としており原子力や石炭を凌駕しています。
アメリカはAIデータセンターの建設ブームでバージニア州などで新しいAIデータセンターが稼働しはじめていますが、それに呼応して近隣の電気代が跳ね上がっており住民から悲鳴の声が上がっています。
株式市場では来る電力不足に備えるというテーマで原子力関連株が買われています。しかしAIデータセンターの建設は「待った無し」であり、原子力発電所は間に合いません。一番手っ取り早く発電量を増やす手立てとしては天然ガスを利用、なおかつバックアップ・ジェネレーターとしてカミンズ(CMI)の天然ガス発電機を設置するというやり方になります。
米国で最大の天然ガスの生産会社は**エクスパンド・エナジー(EXE)**です。同社はチェサピーク・エナジーとサウスウエスタン・エナジーが合併して誕生した会社です。
米国のデータセンターはテキサス州、バージニア州、ノースダコタ州、テネシー州などに多いです。テキサス、ルイジアナ州と米国東部のアパラチア山脈のあたりはシェールの産地です。

(出典:ウォールストリート・ジャーナル)
エクスパンドはこれらの地域に大きな天然ガス田の採掘権を持っています。

(出典:エクスパンド・エナジー)
一方、カミンズはデータセンター向けパワー・ジェネレーターで22%のマーケットシェアを持っています。

(出典:カミンズ)

(出典:マーケットサージ)

(出典:マーケットサージ)