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ディアジオ

2025年9月27日 02:51

ディアジオ(DEO)は英国の大手酒造企業です。

おもなブランドはテキーラの「ドン・フリオ」、ドラフト・ビールの「ギネス」、スコッチ・ウィスキーの「ジョニー・ウォーカー」、「ホワイトホース」、ウォッカの「ケテル・ワン」、「スミノフ」です。
 
消費者の好みが変化している関係で、近年、米国市場でテキーラが人気です。テキーラのブランドの中でマーケットシェアNo.1が「ドン・フリオ」です。
 
したがって普通に考えればディアジオは他社をアウトパフォームして当然なのですが、いまは経営的にはスランプ期を迎えています。業績不振の責任を取るカタチでデボラ・クルー前CEOが辞任、ニック・ジャンジアニがCEOに就任しました。
 
トランプ関税を巡る不透明感も同社株が低迷した一因です。同社のブランドのうち75%はUSMCAなどに守られている関係でトランプ関税の影響を受けません。特に「ドン・フリオ」が関税の対象外であることは覚えておくべきだと思います。
 
その反面、「ジョニー・ウォーカー」、「ギネス」、「ケトル・ワン」は関税の対象となります。
 
2025年度の売上高は前年比+1.7%でした。営業利益は−0.7%でした。通年のフリー・キャッシュフローは27億ドルでした。
 
いま米国の消費者センチメントは悪いです。市場参加者は(これから不況が来れば酒類の消費も落ち込む)と考えており、それが同社株が右肩下がりになっている一因です。
 
地域別では2025年度アジア太平洋が−3.2%とアンダー・パフォームしました。これは中国経済の減速が原因です。
 
マーケティング面では「ドン・フリオ」のプロモーションにペギー・ゴーを起用したのは好評でした。
 
またノン・アルコールの「ギネス0.0」は好評を持って消費者に受け入れられています。