米国の裁量的経費の権限付与にまつわる歳出予算法が難航
2025年9月24日 07:12
米国では9月31日をもって2025年度の会計年度が終わります。毎年、次の会計年度が始まる前に政府予算のうち裁量的経費の部分に関してオッケーを出す歳出予算法という法案が投票に付されます。これは連邦債務上限とは全然無関係の法案です。今年は歳出予算法の投票がとりわけ難航しています。
その理由は今年の春「大きくて美しい法案」が成立し、トランプ減税の恒久化が実現した際、民主党がその経緯に恨みを持ち、(リベンジしたい!)と思っているからです。
航空管制官、国境警備隊、病院内でのケア、立法府、司法省、ソーシャル・セキュリティ、メディケア、USPS(郵便局)などは歳出予算法が成立しない場合でもサービスのSTOPはありません。しかしそれ以外の緊急性の低い政府機関はシャットダウンされるリスクがあります。
歳出予算法は毎年行われる年中行事であり、例年ならあまり問題になりません。しかし議会がとりわけ紛糾した年には、シャットダウンが長く続くケースもありました。
1995~96年にかけてのシャットダウンではマーケットは−20%でした。2013年のシャットダウンでは+3%でした。2018~19年にかけてのシャットダウンでは−9%でした。