Skip to content

エヌビディアが1000億ドルをオープンAIに投資 やや吐き気を催す非競争的色彩あり

2025年9月23日 03:42

エヌビディアがオープンAIに対し1000億ドルを投資すると発表しました。

オープンAIはChatGPTを展開しているAI企業です。
 
すでにオープンAIはソフトバンク、オラクルなどから成るスターゲートというコンソーシアムから3000億ドルの投資を受けることが発表されています。
 
今回のエヌビディアからの1000億ドルは、それに追加ということになります。
 
ただエヌビディアは半導体のデザイン会社であり、オープンAIはその半導体を使う顧客なわけですから、「自分のチップを買ってもらえるようにするために顧客企業に投資する」というのは近親相姦的というか、不健康なビジネス・プラクティスだという印象を与えます。
 
そういうやり方は利益相反を招きやすいですし、購買の意思決定に際しエヌビディアが強い影響力を持ち過ぎるリスクを孕んでいます。他社を排除する目的ならば、非競争的行為だという風にも形容できるでしょう。また何かの拍子にこのプロジェクトがずっこけた場合、エヌビディアは財務的なリスクをこうむるかも知れません。
 
エヌビディアはオープンAIに対して主にヴェラ・ルービンGPUを納入してゆく予定ですが、エヌビディアが提供したいのはGPUだけにとどまらずインフィニバンド、NVリンク、スペクトラムーXイーサネットを包括した、いわゆるインターコネクトならびにスイッチング・ファブリックです。これはスターゲートでも採用されると思います。
 
しかしそれに加えてスターゲートはブロードコムが提供するカスタムAIアクセラレーターも援用する予定であり、こちらはよりイーサネットに重点を置いたシステムデザインになっています。
 
オープンAIがエヌビディア中心でデータセンターを組むか? それともブロードコムに大きな仕事を任せるか? のさじ加減ひとつで、ブロードコムのオープンAIから得られる売上高は18億ドルから675億ドルまで大きく変わってきます。