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アルゼンチン支援にベッセント財務長官が動いた 「システミック」という言葉は不吉

2025年9月23日 02:59

9月22日、スコット・ベッセント財務長官が苦境に立っているアルゼンチンのミレイ大統領に対して「市場をなだめるためのあらゆる選択肢を提供する」と発言しました。

いまニューヨークでは国連総会が開かれており、ミレイ大統領は明日ニューヨーク入りする予定でトランプ大統領との会談がセットされています。
 
ミレイ派は先のブエノスアイレスの地方選挙で思わぬ大敗を喫し、その後に資本市場の混乱を見ました。
 
明日のトランプ大統領との会談の後で、通貨スワップをはじめとする具体的な支援策が発表される見込みです。
 
ミレイ大統領が2年前に就任して以来、アルゼンチン経済は急速に内容を改善しました。

しかしミレイ大統領の側近で妹でもあるカリナ氏に汚職疑惑が出て、それが地方選挙での大敗につながりました。

その結果、アルゼンチン政府はペソへの売り圧力に対抗するため、外貨準備を使ってペソ買い支えを行いました。それをしなければペソ安がインフレを招くためです。
 
ちょっと気になったのはベッセント財務長官が「アルゼンチンはシステミックな見地から重要だ」と語った点です。

普通、「システミック」という言葉は複合的なリスクが折り重なって金融市場が正常に作動しなくなるような事態を表す専門用語であり、軽はずみに口をついて出る単語ではありません。

(一体、財務長官に見えていて、自分に見えてないものは、何だろう?)と考えさせる発言でした。