連邦公開市場委員会の結果
2025年9月18日 04:47
9月17日、2日間に渡って開催されてきた連邦公開市場委員会が閉会しました。
大方の予想通り米国の政策金利であるフェデラルファンズ・レート(略してFFレート)は0.25%引き下げられ、4.00%~4.25%になりました。
声明文の中では労働市場が減速したことへの言及がありました。メキシコからの移民の流入が減ったことで職を求める人の需要は減りました。それと同時に企業の側では求人を止めてしまうところが多かったです。つまり職の供給も減ったのです。このように今は労働市場における需要と供給の両方が同時に減少するという中でかろうじてバランスが取れているのです。
インフレに関しては相互関税が明らかに影を落としています。いまのところ相互関税によるコスト増を吸収するのは米国の輸入者である場合が多く、コスト増の一部はいま最終消費者に価格転嫁されはじめています。この価格転嫁は一過性のものと思われるものの、一定の期間に渡ってその影響が感じられるリスクがあります。
上記の2つを比較すれば、いまは労働市場の冷え込みのリスクのほうが心配です。
今後の政策金利の軌跡は予定コースを進んでゆくとは限らず、FOMCのたびごとに利下げするかどうかを判断する必要があると考えています。
過去の非農業部門雇用者数が大幅に改訂されてことに関しては、事業主に対するアンケート調査への回答率が低いこと、そして回答が遅れがちなことが原因だとしています。
AIに関してはとりわけ新卒の就職活動を厳しいものにしているという認識が示されました。ただ労働市場全体への影響は未だ少ないという見解です。
0.25%の利下げに関しては新しく連邦準備制度理事会の理事となったシテファン・ミラン以外の全員がこれを支持しました。シテファン・ミランは0.50%の利下げを主張しました。




