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BRICsが直面している問題

2025年9月1日 19:15

BRICsとはブラジル、ロシア、インド、チャイナの頭文字を取ったものです。

いまBRICsは問題に直面しています。
 
まずトランプ関税ですが;
 
ブラジル 50%
ロシア 経済制裁で取引なし
インド 50%
中国 30%
 
といずれも高くなっています。
 
他の国が大体15%から20%くらいに収まっているので、BRICsに対する高い関税は、輸出競争力を削ぎ、それらの国々の経済に大きなプレッシャーを与えています。
 
いま上海協力機構首脳会議が中国で開かれているのですが、各国はこの高い関税を発表した「共通の敵」であるアメリカに対する対策を協議している最中です。
 
上海協力機構の加盟国は;
 
中国
ロシア
カザフスタン
キルギス
タジキスタン
ウズベキスタン
インド
パキスタン
イラン
ベラルーシ
 
です。またオブザーバー国は;
 
モンゴル
 
さらに対話パートナーは;
 
アゼルバイジャン
アルメニア
エジプト
ネパール
ミャンマー
トルコ
 
となっています。さらにゲストとして;
 
インドネシア(暴動で欠席)
マレーシア
ベトナム
ラオス
トルクメニスタン
 
が参加しました。
 
一般論ですが上に名前が挙がっているすべての国は投資を避けたほうが良いです。なぜなら世界は米国・欧州を中心とする西側諸国と、上に列挙した上海協力機構国に二分されているからです。
 
そしてアメリカという巨大市場を失い、有り余る生産能力を持て余した各国がやり始めたことは、これらの同胞の国に対し集中豪雨的なダンピング輸出を行うことです。
 
すでにその影響でインドネシアでは動乱が起きており、経済相の自宅に暴徒が乱入しめちゃくちゃにするということまで起きています。
 
インドネシアでおきたことはその他のメンバー国、ゲスト国にも飛び火する可能性があります。
 
上海協力機構はかならずしも一枚岩ではないです。
 
一例として中国とインドの間では近年武力衝突がありました。またインドはつい最近まで「チャイナ・プラス・ワン」としてインドも製造業の拠点として考慮してください!というキャンペーンを張ってきました。アップルのiPhoneの製造拠点が一部インドに移ったのはそのような努力の結果です。もちろん中国側はこれを苦々しく思っています。
 
しかし、いま両方ともの国が米国市場からシャットアウトされる展開となった以上、中国とインドはお互いを必要とする立場になっています。
 
一方、ブラジルは米国から高い関税をかけられたことで反米感情が高まっており、それがルラ大統領の人気を盛り返す原因となっています。ブラジルはかねてから中国を始めとする貿易パートナーへの分散を進めています。
 
ロシアはいままで戦争による特需で好景気でした。しかしここへきて不況になっています。
 
以上をまとめるとトランプ関税で世界は輸出市場を失い、デフレ不況の淵に立っています。今後投資可能な新興国の数は大きく減ったのです。
 
上海協力機構のメンバー、ゲスト国以外の国に投資するようにしてください。