プーチン・トランプ会談がセットされた 何を買う?
2025年8月9日 16:39
プーチン・トランプ会談がアラスカで8月15日に開催されます。
2022年2月に始まったウクライナ戦争はいよいよ停戦に向けて交渉が動き出します。
新しい停戦ラインはロシアが進軍したルハンスク、ドネツクのかなりの部分を事実上、新しいロシアの領土として認めることになりそうな雲行きです。大雑把に言えば下の地図で黒ならびに赤の太線で囲まれた地域がそれです。黒は2014年の戦争でロシアが獲得した地域、赤が今回の戦争でロシアが獲得した地域ということになります。

停戦となれば投資家はウクライナの投資機会を模索することになると思います。現在、アメリカで取引可能なウクライナのピュアー・プレーとしてはキーウスターとの合併提案が出されている特別買収目的会社(SPAC)、コーエン・サークル(CCIR)になります。

(出典:マーケットサージ)
現在、コーエン・サークルは「合併してよろしいか?」ということを株主投票で決議中であり、8月13日頃に結果が判明すると思われます。
晴れて合併が成立すればコーエン・サークルはキーウスターに社名変更され、ティッカーシンボルもKYIVに変わります。
キーウスターはウクライナ最大の携帯電話会社です。
この合併が成立後も現在のキーウスターの親会社、ヴィーオン(VEON)が引き続き同社の株式の80%を支配、残りの20%が米国のナスダックで取引されることになります。
いまヴィーオンの時価総額は約40億ドルです。同社のEBITDAの3割はキーウスターが稼ぎだしています。8月7日に発表されたヴィーオンの第2四半期の決算ではカザフスタン、パキスタン、ウズベキスタン、バングラデシュなど同社が所有する携帯電話子会社の中でキーウスターの業績がひときわ良かったです。

(出典:ヴィーオン)
コーエン・サークルの現在の時価総額は約2.5億ドルであり、これの4倍(=なぜならヴィーオンはキーウスターの80%の株式を所有することになるから)が現在米国の投資家がキーウスターに付与しているバリュエーションということになれば、それは10億ドルに過ぎません。