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ラムバス

2025年7月17日 05:06

ラムバスはメモリー・インターフェース、チップ・ツー・チップ・インターコネクトならびにセキュリティーIPにフォーカスした半導体知的所有権企業です。

ARMなどと似て、半導体をデザインする際のノウハウを売る会社なのでグロスマージンが高いです。
 
1990年代、同社はホットな企業でした。その理由は当時主流だったSDRMないしはDDRより速いメモリー・スタンダードであるRDRAMを提供していたからです。インテルのペンティアムが当時のパソコンの主流のCPUだったのですが、インテルがラムバスをそのメイン・メモリーとして採用したことからモメンタム投資家に囃されました。
 
ところがRDRAMは値段が高すぎたことと半導体が熱を持つ関係でマザーボードの設計が複雑になるという欠点を抱えており2000年頃までにはインテルはRDRAMに見切りをつけDDR SDRAMにシフトしました。
 
またサムスン、マイクロンなどの企業と知的所有権を巡る訴訟に明け暮れ、製品開発よりも裁判のほうが忙しい状況になりました。
 
今日のラムバスはフィジカル・メモリー・インターフェース・チップ(DDR5 RCD、HBM PHYs)などのAIに欠かせない部品を作っています。それらの部品はすべて熱を持たない、消費電力の少ないデザインとなっています。2025年第1四半期売上高1.32億ドルのうち、これらの製品売上高は7630万ドルでした。このハードウェアのグロスマージンは70%前後です。
 
さらにラムバスはメモリー、インターコネクト、セキュリティにまつわる半導体デザインの知的所有権(ノウハウ)をロイヤリティに基づきライセンス供与しています。こちらは実際の製品を売るのではないので、グロスマージンはほぼ100%と言えます。第1四半期の売上高は5540万ドルでした。
 
現在は同社の総売上高に占めるAI関連売上高は25%前後であり、この部分は年率50%で成長しています。

(出典:マーケットサージ)