ウクライナ最大ケータイ会社、キーウスター米国上場が確定。大株主ヴィーオンは割安
2025年7月11日 17:30
ウクライナ最大の携帯電話会社キーウスターの米国上場が確定しました。
昨日キーウスターを買収しようとしている特別買収目的会社(SPAC)コーエン・サークル(CCIR)の大株主が合併に賛同するNRAに署名しました。
これにより9月末までに合併が成立、現在CCIRで取引されているティッカーシンボルはKYIVへ変わり社名もキーウスターへと変更されます。
この合併が成立した後の株主構成はヴィーオン(VEON)が87.2%、一般投資家が10.5%となります。
現在、コーエン・サークルの銀行口座にはCCIRがIPOしたときに調達したキャッシュ2.38億ドルが残っており、これはCCIR株にして$10.35になります。
キーウスターのプロフォーマ・バリュエーションは22.62億ドルで、発行済み株式数は2.186億株、EV対EBITDAは3.7倍です。
キーウスターのEBITDAマージンは56.9%なので、新興国のケータイ会社の平均(6.2倍)に比べると割安に取引されることになります。

(出典:ヴィーオン)
ウクライナはケータイのARPU(ユーザー単価)が$3と安いです。これは将来拡大する余地があります。

(出典:ヴィーオン)
第1四半期の業績は下の通り。

(出典:ヴィーオン)
キーウスターの米国上場を今日、すぐにプレイしたいのであれば大株主ヴィーオン(VEON)を買えばいいです。株価収益率はわずか7倍で、割安です。

(出典:マーケットサージ)
あるいはコーエン・サークル(CCIR)が買収母体となりますのでこちらを買うことが可能であれば、こちらでも良いです。この会社は買収にそなえるペーパー・カンパニーに過ぎず、銀行口座にキャッシュが一株あたり$10.35残っています。それを下のチャートのように$10.76で買うわけですから、最大限の理論的な「損」は0.41ドルということになります。それを支払うことでキーウスターの潜在的なアップサイドに参加することができるわけです。

(出典:マーケットサージ)