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未公開株取引プラットフォーム、リンクトに倒産の危機

2025年7月1日 11:45

ウォール・ストリート・ジャーナルによると未公開株取引プラットフォーム、リンクトが倒産の危機に瀕しているそうです。

同社は2023年に「営業テコ入れ日」と称してリップル株(注意:仮想通貨XRPそのものではなく、それの発行体企業の株式のほう)をプライベート・マーケットでリンクトが払った価格より60%も高い値段で一般個人投資家にハメ込みしました。これが証券取引法違反だったということで米国証券取引所から調査が入ったのです。
 
普通、プライベート・マーケットでの取引ではポジションの仕込み値段より10%以上かけ離れた価格での取引はやってはいけないことになっています。これは情報の非対称性、もっと平たい表現に直せば、事情に明るくない個人投資家がカモにされて、べらぼうな値段で未公開株を買わされるリスクを防ぐためのルールです。リンクトはこれに抵触しました。
 
そればかりでなくそうやって個人投資家にハメ込みされたリップル社普通株式は、実際には個人投資家の証券口座に受け渡しされておらず、おまけに本来未公開株を購入する資格のない個人投資家(=つまり適格投資家ではない小口投資家)に勧誘していたことが判明しました。その関係もありこの未公開株取引プラットフォーム自体が倒産のリスクに瀕しています。
 
近年、スペースXとかアンソロピックなどの未公開株を取り扱う同様の未公開株取引プラットフォームがブームになっており、スタートエンジン、フォージなどが営業しています。
 
リンクトは最近IPOされたサークル株もそれが未公開株だった時代に個人投資家に販売したのですが、その受け渡しに関しても米国証券取引委員会の調査が済むまではロックアウトされており、6倍になったサークル株を勝手に処分できない状態になっているそうです。