米国がイランの核施設3箇所をB-2 ステルス爆撃機で攻撃
2025年6月22日 10:10
米国がイランの核施設3箇所をB-2ステルス爆撃機で攻撃しました。
現在、全ての米国の軍用機はイランへの爆撃を終え帰投中です。
とりわけ地下深くに核施設を持つフォルドに対しては「積載量いっぱいの爆弾を投下した」というコメントがありました。これはいわゆるバンカーバスターと呼ばれる強力な爆弾が使用されたことを仄めかしています。
その他、ナタンズ、イスファハンの核施設も今回の攻撃の対象となりました。
爆撃は現地時間朝2時半頃の実行された模様です。
イスラエルは6月13日に最初にイランに対して空爆を開始しましたが、イスラエルの爆弾では破壊力に欠けるため、米国の参戦が待たれていました。
米国にとりイランは1970年代から敵でした。とりわけイラン革命の際、在テヘラン米国大使館の大使館員が人質にとられた事件以来、米国人のイランに対する感情は悪いです。しかし**今回は特段アメリカがイランから攻撃されていないにもかかわらずアメリカが先制攻撃をしたという点でこれまでのやり方とは違います。**米国内にはこのような先制攻撃を非難する声も大きいです。
トランプ大統領は「イランは完全降参すべきだ」と主張しています。イランがそう簡単に降伏するかどうかは、わかりません。普通、中東での戦争は長引くケースが多いです。また米国は陸軍をイランに送ることはしないので、核施設を完全に破壊したところで未だ決定打に欠けるシナリオも十分に考えられます。
今回、アメリカがイランに対して先制攻撃したので、イランは在バーレーン米第五艦隊基地、在カタール米国空軍基地などに対して攻撃する可能性があります。またホルムズ海峡を航行するタンカーに対して無差別攻撃する可能性があります。
イランの核能力が破壊されたことを確認した時点でアメリカは追加の爆撃を止めることも考えられます。それでイランが反撃を止め、停戦するとは限りません。
日本の原油の88%はホルムズ海峡を通って日本にもたらされます。したがってエネルギーの安定供給が脅かされるリスクが現実のものとなりました。
場合によってはイランがサウジアラビア、カタールなどの近隣国の石油天然ガス施設に対して攻撃を仕掛け、わざと世界経済を麻痺させ、国際世論を米国に不利にする戦略に出る可能性もまだ残っています。
**米国は世界最大の産油国なので中等からは石油を輸入していません。**したがってホルムズ海峡が封鎖されても経済に与える影響は軽微です。しかし中国はホルムズ海峡への依存度が高いです。
マーケットへの影響ですが、世界同時株安のリスクがあります。