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【株式投資を根本からやり直すシリーズ7】雇用市場

2025年6月21日 20:18

このシリーズのねらい
このシリーズは既に僕の弟子になっているある若者に対するレター形式で書かれています。全部で10回あります。

雇用凍結
あなたの雇い主は最近夏の新規雇用凍結を発表したわけですが、これの持つ意味について考えてみましょう。

まず企業は景気の先行きに不安を持つと新規の採用を絞り込みます。したがって真っ先に影響を受けるのは新卒です。
 
実際、米国では2025年夏の新卒の就職戦線は新型コロナ以降で最も厳しいものになっています。
 
企業は従業員の解雇を開始する前に、求人数を絞り込みます。

(出典:セントルイスFRB)

現在の米国の失業率は4.2%で少し増え気味ですが、それでも長期で見た場合、まだまだ低い水準と言えます。つまりいまのところ景気は持ちこたえているのです。なおシェードがかかった期間はリセッションです。実際に失業者が激増するのは経済がリセッション入りした後だということがこのチャートから読み取れます。

(出典:セントルイスFRB)

レイオフは気持ちの良いものではありません。ただシニアな社員ほどジョブ・セキュリティが高く、若手ほど解雇されやすいか? と言えば、それはそうとも限りません。往々にしてコストの高い管理職を首切りしたほうがリストラの効率は良くなります。
 
そのような理由からリストラが増えているときは昇進のチャンスでもあるのです。
 
米国の政策金利はフェデラルファンズ・レートと呼ばれます。リセッションが来たら米国の中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利を引き下げ、企業がお金を借りやすいようにすることで景気を支援します。

(出典:セントルイスFRB)

なお株式市場はリセッションが到来する前に一足先に弱気相場に入ることが多いです。景気の先行指標というわけです。
 
その時点ではマクロ経済指標の大部分はまだ異変を告げていないと思います。実際に数字が悪化し始めたら、リセッションは折り返し地点を過ぎていることが多いです。
 
株価が十分に下がり、経済指標も深刻に悪い数字がずらっと並び、フェデラルファンズ・レートも限りなくゼロに近い水準まで引き下げられたら、そのときは株を買うべき時です。また自分の昇進に関しても積極的に働きかけるべきときだと思います。