下院歳入委員会が「大きくて美しい予算法案」を発表
2025年5月13日 05:38
下院歳入委員会が今年の予算や連邦債務上限などを包括する「大きくて美しい予算法案」を発表しました。
今月中に下院で投票に付し、現在財務省がいろいろやりくりしている連邦債務上限の期限到来(8月)より前に大統領の署名を得たい考えです。
今回の草案が通れば2016年の**「トランプ減税」の大部分が延長されることになります。
また連邦債務上限は現行の36兆ドルを40兆ドルへ引き上げ**ます。その場合でも、たぶん2026年の中間選挙の後には、また次の連邦債務上限引き上げを行う必要が出ると思われます。
全体的な減税額ならびに政府予算の圧縮に関しては、向こう10年間で税金を総額4兆ドル減税するとともに連邦政府の支出を1.5兆ドル削減することが盛り込まれています。
注目された年間所得250万ドル(3.7億円)以上の裕福層に対する、新しい最高税率(39.6%)を設けることは、今回は見送られました。
トランプが選挙公約した通り、ウエイトレスへのチップや、残業代への課税はしません。但しこれは2028年までの時限法案です。
一方、同じくトランプが公約したソーシャル・セキュリテイ給付収入への課税の廃止は、今回は見送られました。その代わり通常の数々の控除に加えるカタチで高齢者ひとり$4000のボーナス給付が盛り込まれました。
既に高い州税を払っている国民に対する連邦税の控除(SALT)は、これまでの$10,000から$30,000に引き上げられます。
遺産相続税控除額は1500万ドルに引き上げられました。
民主党政権が打ち出したクリーンエナジーに対する控除は、今回の草案では部分廃止されることが盛り込まれています。
プライベート・エクイティのキャリード・インタレストに対する増税は今回見送られました。