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トランプ大統領が米国における薬価をただちに30%から80%も押し下げる大統領令に署名する!とツイート

2025年5月12日 13:04

トランプ大統領が米国における薬価をただちに30%から80%も押し下げる大統領令に署名する!とツイートしました。

これは「薬価の面での最恵国待遇」という風にしばしば形容される措置で、具体的には「同じ薬が米国と海外で売られる場合、海外のほうが30%から80%も安く売られている現状はおかしくないか?」というシンプルな考えに基づいています。(海外でそんなに安い値段で売れるのなら…米国でもそうしろ!)というわけです。
 
実はトランプ大統領は前回大統領だった時も同様の大統領令を出しましたが、そのときは最高裁や業界の反発に遭い、その試みは頓挫しています。今回もそうなる確率が高いです。但し前回の失敗を踏まえて、トランプ大統領令はその「言い回し」の面で最高裁から「これは違法だ!」と却下されないように工夫すると思われます。
 
前回、トランプ大統領の薬価押し下げの試みが失敗した後、ジョー・バイデン大統領はメディケア(高齢者向け公的医療保険制度)が一部の高額な薬価を交渉で引き下げることが出来るような制度を導入しています。それを強化ないしは発展させるカタチで今回、トランプ大統領が大統領令をデザインすることが可能性としてはあると思います。
 
いずれにせよ政府がモノやサービスの価格設定に口を挟むということは米国の企業風土やビジネス慣習からは嫌がられる行為であり、トランプに勝ち目は無いと思われます。ただ「自分は国民のために頑張った!」というアピールにはなるわけで、関税が米国民に不評となっている現在、国民の歓心を買うひとつの方便としてこのようなメッセージが出されていることは間違いありません。