バンコ・サンタンデール・チリ
2025年4月16日 01:07
バンコ・サンタンデール・チリ(BSAC)はラテンアメリカで最も収益率の高い銀行です。
2024年第4四半期の株主資本利益率(ROAE)は26.0%でした。純金利マージンは前期比+9%の4.2%でした。エフィシェンシー・レシオは36.5%でした。これらはとても立派な数字です。
同行はラテンファイナンス誌の「ベストバンク」賞を獲得しています。またユーロマネー誌で「中小企業向けベストバンク」に選ばれています。
同行の2024年末の総資産は688.7億ドルでチリで第2位でした。総融資残高シェアでは16.9%、口座数シェアでは23.2%で、それぞれチリで第1位でした。
貸付の内容は43%が商業ローン、43%が住宅ローン、14%がクレカローンとなっています。
スペインの大手銀行、バンコ・サンタンデールがチリに進出したのは1978年です。最初は貿易決済に特化していましたが、1982年にバンコ・エスパニョール・チリを買収、1996年にはバンコ・オソルノ・イ・ラ・ユニオンを、そして2002年にはバンコ・サンチャゴを買収し現在に至っています。
同行は2022年に182店舗の支店を持っていましたが、デジタル・バンキングの普及でユーザーの銀行利用の仕方がカジュアルになってきていることに注目し2024年末の時点で123店舗まで支店数を減らし、逆に「カフェ」コンセプトを増やしています。これらの非伝統的な支店は113個所に増えています。
総口座数は431万口座です。うち214万口座はデジタル・バンキング口座です。稼働口座数は前年比+6%でした。
クレカ・トランザクション回数は前年同期比+17%、投信残高は前年同期比+33%、保険商品は+21%でした。
貸倒比率は1.29%でこれは前期の1.35%から改善しています。支払い遅延ローン比率は3.2%です。
2024年のEPSは$1.83、2025年のコンセンサスEPS予想は$2.17、2026年は$2.32となっています。
2025年第1四半期のコンセンサスEPS予想は前年同期比+119%の59¢、コンセンサス売上高は前年同期比+56%の9.13億ドルが見込まれています。