投資戦略 4月7日が相場の転換日 慌てず、次のことをやりなさい!
2025年4月7日 10:09
投資戦略をアップデートします。
米国株は今週から出直ると思います。4月7日月曜日のニューヨークの取引はたぶん窓を開けて、いわゆる**「三空」を完成しながら安寄りすると思います。しかしザラバのどこかで市場は反発を模索しはじめる**と思います。
そこから反騰局面が始まり、時間をかけて、じりじり今年の高値近くまで戻す可能性すらあります。
しかし……今回の関税を巡る下げ局面で売りそびれた投資家は、そこで強気にならず、この戻り局面を活かし米国株を軽くし、欧州株や新興国株へポートフォリオを大胆にシフトすることで米国株をアンダーウェイトしてください。
■次の強気材料
関税による値上げに先回りする格好で、自動車、スマホ、アパレルに駆け込み消費が発生することが予想されます。
4月中旬から始まる2025年第1四半期決算発表シーズンでは足下の数字は強いはずです。さらにカンファレンスコールでは、どの経営者も自分が一番に値上げや不透明感を認めたくないと思います。なぜならそれを認めてしまうと現政権からターゲットにされ、虐められるからです。
米企業はあらかじめ今回の関税を見越して手元の在庫を増やしています。だから駆け込み消費が来ても数ヶ月はそれに対応できます。逆に売上は普段より良いかも。
■最初に圧迫を受けるのは企業収益
トランプが米国企業に対し「関税でコスト増になった分を消費者に価格転嫁するな!」と圧力をかけているため、値上げ出来ないことがマージン・プレッシャーとなり、7月以降、S&P500のコンセンサスEPSはいずれ下がって来ます。でもそれはまるまる三ヶ月先の話、いまでは無いです。
いま代表的な企業のグロスマージンを見ると:
リーバイス 60%
ルルレモン 59%
ANF 64%
ナイキ 45%
アップル 46%
GAP 41%
H&M 53%
Zara 57%
NVDA 75%
アマゾン 49%
ウォルマート 7%
コストコ 13%
デル 22%
HP 5%
トヨタ 21%
LVMH 67%
タペストリー 73%
メタ 82%
となっています。するとウォルマートのような量販店やHPのような一部のメーカーを除けば、関税でコストが急増しても、少なくとも今後2~3ヶ月は、値上げをやせ我慢できるのです。
■ドル安
投資家は瞬間的なインフレ圧力の増加、そしてその次に来る急転直下の物価下落シナリオを織り込んでいます。
しかし実際には、関税でコストが上がった分を価格転嫁するため値上げが始まるのは7月以降になるでしょう。
つまりインフレが再燃するタイミングは皆が考えているより後ズレするのです。
そのことは利下げのタイミングも秋に後ズレするリスクがあることを意味します。
市場参加者は初夏から利下げが始まり、年内4回の利下げを織り込んでいます。
私は秋まで利下げはお預けになるリスクがあると思っています。
言い換えれば、不安で先行きがわからない状態が半年くらい続くと思われます。
世界の投資家はポートフォリオをリバランスするでしょう。具体的には過去に米国に投資されていたお金の一部が欧州や新興国へ怒涛の勢いで流れ出します。
**S&P500指数の軌跡のイメージを言えば、今週を起点として戻し局面が始まり、7月以降再び苦しくなり、9・10月あたりが最も苦しいでしょう。**景気に関するニュースが暗くなるのもその辺りです。
■銘柄
【銀行保険】
BBVA(BBVA)
BRAC BANK(バングラデシュ現地株)
ドイツ銀行(DB)
アリアンツ(ALIZY)
【通信インターネットサービス】
ヴィーオン(VEON)
プロサス(PRX AEB=アムステルダム取引所)
コーエンサークル(CCIR)
ヤッラー(YALA)
【航空機製造】
ボーイング(BA)
【カントリーETF】
ドイツETF(EWG)
メキシコETF(EWW)
インド小型株ETF(SMIN)
チリETF(ECH)
コロンビアETF(GXG)
ブラジルETF(EWZ)
英国ETF(EWU)
米国以外の世界の株式に投資するVXUS、欧州株に投資するIEVも良いです。
■予想
2025年末のS&P500のターゲットは5500を予想します。(不変)
2025年末のドル円は141円を予想します。(不変)
2025年末の10年債利回りは3.7%を予想します。(不変)
2025年末のフェデラルファンズ・レートは3.25%を予想します。(不変)
2025年末の失業率は4.7%を予想します。(不変)
2025年末の消費者物価指数は2.2%を予想します。(不変)
2025年末のGDPは+0.5%を予想します。(不変)