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プロサス

2025年4月5日 19:09

プロサス(アムステルダム取引所PRX.AEB)は主に新興国に特化したインターネット持株会社です。本社はアムステルダムのスキポール空港と市内の中間点にあります。

同社は中国のテンセントの発行済み株式数の24%を保有しています。4月4日のテンセントの時価総額が5597億ドルなので、プロサスのテンセントの持ち株の価値は1343億ドルということになります。
 
2025年4月1日現在のプロサスの純資産(NAV)は1757億ドルです。
 
つまりプロサスのNAVの76%はテンセントの持ち株から来ている計算になります。
 
4月4日のプロサスの時価総額は1060億ドルですので、NAVに対し40%という大きなディスカウントになっています。
 
普通、持株会社はホールディング・カンパニー・ディスカウント(もしくはコングロマリット・ディスカウント)と呼ばれる低評価に甘んじることが知られています。
 
それに加えてプロサス自体が南アフリカ共和国のメディア企業、ナスパースの子会社なので投資家から政党な株価評価を受けにくい持ち株構造になっています。ちなみに
ナスパースはプロサスの57%を保有
しています。
 
テンセントが未だ創業して間もない2001年、ナスパースは他のベンチャーキャピタルからテンセント株を買い取りました。その後、テンセントが中国を代表する巨大ネット企業になったのでナスパースはホームランをかっ飛ばしたというわけです。
 
しかしナスパースも他の事業がテンセントの持ち株のせいで正当に評価されないという問題に悩まされており、それを解決する目的でナスパースの傘下のネット企業のポートフォリオを全部ひとまとめにしてプロサスという子会社にして、アムステルダム取引所に上場したわけです。
 
それではプロサスの「その他」のネット事業はどのようなものか?と言えば;
 
eMAG ネット通販 上半期売上高11.3億ドル +19%
iFEED ウーバーイーツ型デリバリー 上半期売上高 6.7億ドル +30%
PayU ペイメント・フィンテック 上半期売上高 6.4億ドル +45%
OLX 不動産中古自動車ネット売買 上半期売上高 4億ドル +20%
 
eMAGはポーランド、ルーマニア、ハンガリー、ブルガリアなどで、iFEEDはブラジル、PayUはインドで、OLXは南ア、ポルトガル、ポーランド、ウクライナなどで事業展開しています。

どの部門も十分なスケールを達成しているし、成長率も申し分ないです。