投資戦略
2025年3月29日 10:55
投資戦略をアップデートします。
■予想
2025年末のS&P500のターゲットは6300を予想します。(不変)
2025年末のドル円は141円を予想します。(不変)
2025年末の10年債利回りは3.7%を予想します。(不変)
2025年末のフェデラルファンズ・レートは3.25%を予想します。(不変)
2025年末の失業率は4.7%を予想します。(不変)
2025年末の消費者物価指数は2.2%を予想します。(不変)
2025年末のGDPは+0.5%を予想します。(不変)
■目先の米国株式市場
米国株には**「残尿感」が強く残っています。
プットコール・ボリュームは3月28日(金)引け後の時点で0.84に過ぎません。普通、マーケットが底入れするのはこれが1.0ないし1.1に達した時です。
VIX指数も21.65という低い水準で、投資家のパニックは感じられません。
つまり「恐怖が足らない」**のです。
金曜日のS&P500指数の下げは−2%でしたが;
マイクロソフト −3.02%
アマゾン −4.29%
アルファベット −4.89%
メタ −4.29%
という感じでAIデータセンターに思いっきり先行投資している企業の下げが目立ちました。
これらの銘柄は個別のチャートを見ても今年の最安値と面合わせの水準まで下がってきており、**一つ間違えば「底抜け」**のチャート・パターンになるリスクを孕んでいます。
マイクロソフトの今年の安値は3月11日に付けたザラバ安値376.91で、金曜日の引け値は378.80でした。

(出典:マーケットサージ)
アマゾンの今年の安値は3月18日に付けたザラバ安値189.38 で、金曜日の引け値は192.72でした。

(出典:マーケットサージ)
アルファベットの場合、3月18日に付けたザラバ安値158.80を既に破り金曜日は156.06で引けました。つまり「底抜け」になってしまっています。次の下値メドは去年の9月9日に付けた148.20になります。

(出典:マーケットサージ)
メタの場合3月19日に付けたザラバ安値 574.77に対し金曜日の引け値は576.74と肉薄しています。

(出典:マーケットサージ)
いまこれらの大型株が正念場に来ている以上、思慮ある投資家がやることは上に述べた重要レベルを各銘柄が死守できるか? を見届けることです。
もしこれらの銘柄が次々に「底抜け」になった場合、投資家はこれら企業がやっている見境ないAIデータセンターへの投資に「NO!」を突きつけているという理解になります。その場合、各社のCFOは今年の設備投資計画を見直しに入ることはほぼ間違いありません。

(出典:WSJ)
4月から始まる第1四半期の決算発表シーズンで、設備投資額に下方修正が入るとエヌビディアに代表されるAI半導体銘柄のコンセンサス予想も下がってくることが予想されます。
■ポートフォリオ
米国株はバリュエーション、成長のどちらの観点からも魅力無いです。いま世界には米国株に勝る投資機会はゴロゴロあります。
VTIのみを保有している投資家はポートフォリオの一部をVXUSへシフトすることを強くオススメします。その他、EWG、IEVも良いです。
ドイツの個別株ではアリアンツ(ALIZY)をコアに据えています。
新興国、フロンティアマーケットで最も魅力ある市場はバングラデシュです。とりわけBRAC BANK(現地株)は長期のコア銘柄と考えています。
ウクライナ復興関連銘柄としてコーエン・サークル(CCIR)、**ヴィーオン(VEON)も良いと思います。
ETFではインド小型株ETF(SMIN)、ベトナムETF(VNM)、インドネシアETF(EIDO)、メキシコETF(EWW)、ポーランドETF(EPOL)**が良いと思います。
米国株の個別では**ボーイング(BA)**が良いです。