FOMCの結果について
2025年3月20日 05:53
3月19日、2日間に渡り開催されていた連邦公開市場委員会が閉会しました。
米国の政策金利であるフェデラルファンズ・レート(略してFFレート)は現行の4.25~4.50%が堅持されました。
量的引き締め(QT)政策に関しては財務省証券の在庫圧縮ペースをこれまでの毎月250億ドルから毎月50億ドルへ減額します。これは4月1日付けです。一方住宅抵当証券の在庫圧縮ペースはこれまで通りの毎月350億ドルを維持します。
経済の不確実性は増大しており連邦準備制度理事会はアップサイド、ダウンサイドの両方に関しFRBの使命である物価安定、雇用の極大化の両方を実現すべく注意を払ってゆきます。
経済予想サマリー(SEP)では2025年のGDP予想が去年の12月のSEPで示された2.1%から1.7%へ下がりました。その一方でPCEインフレ予想は2.5%から2.7%へと増加しました。PCEコアインフレ予想は2.5%から2.8%へ増加しました。
年内の利下げ回数は前回のSEPの予想に一致する2回が示されました。
パウエル議長は関税がインフレにどういう影響を与えるかは予想しにくいと述べました。いわゆる「ソフト・サーベイ」では経済の先行きに暗雲が立ち込めている一方で「ハード・データ」はまだまだ経済の足腰が強い事を示唆しています。
現在のところFRBはインフレ退治を優先しています。関税がインフレに与える影響は一過性のものだというスタンスをパウエル議長は示しました。
19日の株式市場が堅調だった理由はパウエル議長の発言そのものではなく、記者会見のトーンが楽観的で最近の不確実性の増大を心配していないオーラが出たからです。