トランプが下院共和党リーダーにトランプ減税延長草案を提出
2025年2月7日 04:42
トランプがマイク・ジョンソン下院議長などの下院共和党リーダーにトランプ減税延長草案を今日、提出します。
そこでは2017年に成立した5年間のトランプ減税法の延長が提案されることに加えウエイターなどのサービス業に従事する労働者のチップ報酬への課税の廃止、さらにソーシャル・セキュリティの給付時に課せられていた所得税の廃止、残業手当に対する課税の廃止が盛り込まれています。
加えて州および地方税控除の上限(SALT Cap=現行の控除額は一律1万ドルまたは5千ドル)の控除額の変更も提唱されている様子です。ニューヨーク、カリフォルニア、ニュージャージー州などの州の税率の高い地域に住む人は高額所得者の場合、州税だけで1万ドルを超えることが多いため、連邦政府と州政府が自分の分前に関してバトルするということが見られてきました。
トランプはプロ・スポーツ・チームのオーナーがこれまで享受してきた税控除を廃止することを提唱しています。またキャリード・インタレストに対する優遇課税も廃止することを提唱しています。
キャリード・インタレストに対する優遇課税とはヘッジファンドのマネージャーが成功報酬としてファンドの利食い額の20%を出資者から受け取る場合、それが長期キャピタルゲイン(税率20%)として扱われてきたことを指します。普通の労働収入の最高税率が37%なのにそれが長期キャピタルゲインとして扱われることでより低い税率の20%が当てはめられるのは不公平だという考え方です。
2017年の税制改革の際、トランプはキャリード・インタレストへの優遇課税を止めることを提唱しましたが、それは法案の審議の過程で除外された経緯があります。
なお法人税率を15%に引き下げるということが今日提出される草案に盛り込まれているのかどうかは、これを書いている時点では判然としません。