上がるから買う 買うから上がる
2025年2月1日 18:20
兜町の表現で「上がるから買う。買うから上がる」というのがあります。
ウォール街では、そういう態度を「モメンタム投資」といいます。
モメンタム投資がα(アルファ)、すなわち市場全体の動きでは説明し切れないファンドマネージャーのアウトパフォーマンスを出しやすいことは1993年にナラシマン・ジェガデシュとシェリダン・ティトマンが発表した学術論文、2021年にマムドー・メドハットとマリク・シェメリングが発表した学術論文など過去の沢山の研究で証明されています。
そういう僕自身、「カップ・ウィズ・ハンドルを形成した後、上放れした株は買え!」、「過去最高値更新は買いだ!」というウォール街の常識となっている考え方を度々皆さんに紹介してきました。だからモメンタムは重視しています。
しかしある銘柄が上がらなくなったのなら、それはモメンタムの喪失を意味し、**「買い理由も消えた」**と判断しないと自分の決めたトレードのルールを破ってしまうことになります。
もっともカンタンな判断ポイントとしては「僕の持っているこの株は、現在新値を更新し続けている?」です。
直近で新値さえ更新していれば、それは動かぬ証拠。心配には及びません!
しかし…なんらかの理由で新値がやすやすと更新できなくなっている銘柄に関しては、(ひょっとしてモメンタムが衰えてきているのでは?)ということを常に点検する必要があるのです。
「高値から何パーセント下押している?」というパーセンテージを杓子定規に当てはめ、損切りする方法は僕は好きではありません。なぜなら普段からボラタイルな銘柄は、平気で1日に-5%くらい動くものだから。
しかし下に示した銘柄の中にはマイクロソフトやアップルのようにどちらかといえばボラは低い銘柄も含まれています。

ボラが低い銘柄ほど、新値を更新できない日が長引くことに気をつける必要があります。