FOMCの結果
2025年1月30日 05:35
1月29日に閉会した連邦公開市場委員会(FOMC)では現行の政策金利4.25~4.50%が維持されました。
記者会見の概要は次の通りです;
米国経済は堅調に推移しており、2024年通年でのGDP成長率は約2%でした。
労働市場は需給バランスが取れており、インフレの原因になるようなことは無いです。コアPCEは+2.8%で推移しています。
経済のリスクはアップサイド、ダウンサイドでちょうどバランスが取れていると考えます。したがって急いで政策金利を変更する必要は無いと考えます。
今年は金利政策決定枠組みの見直しの年です。夏頃に見直しが終わる予定です。
長期金利が上昇したので金融コンディションは少しタイトになったと考えるのが自然です。
関税が市場参加者のインフレ期待に与える影響ですが、ロングエンドでのインフレ期待を見る限りあまり動いていません。したがって新しい経済政策が実行に移された後で、様子を観察し、それから考えてもよいと思います。
住居費のインフレはだいぶ下がってきており、良い兆候だと考えています。
選挙の後、移民の流入が大幅に減少しましたが、求人数もほぼ同じペースで下がっているので、全体としてバランスが取れています。
AI関連のニュースで先日マーケットが変動した事に関しては、投資家にとって、そして特定のマーケットのセクターにとってビッグイベントだったと思います。でもFRBは経済指標を見ながらスタンスを決めているのでいまは経済指標を見守りたいと思います。
株式バブルを心配しているか? という質問に関しては、資産価格はちょっと高い水準に来ていると思います。その反面、家計部門や銀行の自己資本はショックに対する耐性があると思わせる水準です。
暗号資産についてはいまの銀行のバランスシートを考えると暗号資産を銀行のビジネスのメニューに加えることに耐えうるだけの強いバランスシートをしていると考えます。